こんにちは!こんばんは!はじめまして!こっちです!
バスカヴィル家の犬見てきました!めっちゃ面白いのでぜひいろんな方に見ていただきたい☆私なりに感じた事や感想などをざっくばらんに書いていきますので、ネタバレがNG!という方は映画を観てから読んでくださいね><;
※最後に概要を入れています!
千里と紅
千里は蓮壁家の唯一の実の子供であることから、冷遇される紅と比較して
両親の愛情もお金もすべて千里ばかりが優遇されてきたけど…
依羅が紅に辛くあたるのを見て「しめしめ」と顎を触りながら笑うシーン。
幼少期から同じクセがあることを考えるとかなり幼いころから歪んで育ってしまったことがわかる。
それに対して紅は冷遇されていても(最後は殺人を犯したが)歪んで育ったという印象はなかった。
馬場さんの存在が大きかったのか、もともと彼女が持っているものなのか…
環境が人を作るものだと思うけど…
紅は千鶴男が自分を誘拐したと思っているので、
その憎き人物の「血」が流れている千里も穢れているという認識なんだろうね。
「誰の血だろうね」
というシーンが印象的。
紅として苦しみながら生きてきて、これから碧海として全てを忘れて生きようとはなれなかったんだろうね。身代わりにされた黒犬に自分を重ねるように蓮壁家にとらわれてしまったんだろうけど…真実を知らないままだったら、そのまま捨井さんと結婚したりしてたのかな…(;;)
どうでもいいけど車のナンバーが10-00 千鶴男・千里だから千にあやかってるのかね。
蓮壁家と冨楽家
名前の意味はないのかもしれないけど、個人的に「蓮の花」が好きなので
蓮壁って苗字いいな~なんて思ってました。
名古屋の舞台挨拶で「花にたとえるなら何?」という質問をされた方がいました。
たんぽぽとかひまわりとかアジサイとか出てきて、「蓮」全然でてこないじゃん。
って思ってた…(笑)
蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」などがありますが、
「離れゆく愛」「救ってください」という意味もあって、
お金持ちの裕福な家で暮らしているから幸せというわけではないのかもしれないな…
なんて連想したりしましたね。
一方、蓮壁家と対象的な庶民の家という感じ満載の「冨楽家」
え?冨楽がお金持ちの方じゃない?(笑)
冨楽家の家の中がスゴイ温かみがあって好きだな~~~!
お金はなくても心は豊かに…というお決まりの文句みたいなことを言ってみる。
紅に美術の才能があったのも両親がモノづくりが得意な人だから、
その才能を受け継良んだんだろうなーと思うとより泣けてくる。。。
色の対比
![](https://kocchiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/22677610-907x1024.jpg)
紅が絵を描くシーンがあったり、冨楽家でクレヨンが出てきたり、どうしても色相環が頭に浮かんでしまいましたね。今回映画のテーマカラーは「赤」だけど、映画の中で色を対比させてるのかなと思うようなシーンが結構あって(正解はわからないけど)気になりましたね。
「紅」「血」「魔犬の目」「依羅の服が赤い」その他にも血を連想させるようなシーンが多い「ワイン」「肉を切るシーン」「クリスマス」etc…
蓮壁家は赤にまつわるアレコレが多いのに対して
冨楽家は
「碧海」「(リホーム)アイランド」「青いボート」「海のシーン」「水商売」
など、青か緑にまつわるアレコレが多い
パンフレットとかサイトの関係図見たら緑になってたからテーマカラーは緑かな。
こじつけ感すごいけどね。
赤の補色は青緑だし対比させてるのかなーとかは思いましたね。
公式サイトの関係図によると捨井教授が黄色で獅子雄と若宮が青紫(紺)になってるけど
「地震」「警告」で黄色 「獅子雄のサングラス」「海からくる」「船の名前がすいせい」で青
みたいなこじつけはできますが(笑)
補色同士は混ぜると黒になりますね。紅と碧海が混ざったら黒に…なんてね。
殺人の計画を立てたのは…
紅が殺人の計画を立てたとわかったときの若みーちゃんの顔…ヨシヨシナデナデ
犯人はキャストの名前の順番で3番目に書かれている人が…説ありますか?(笑)
この映画に関しては全員被害者で加害者ですが…
紅が父親代わりの馬場さんに計画の全てを話したという告白が
馬場さんの遺書に記されていたけれど
それを知ってから2回目を見たときに「このシーンこんな表情してたんだ」
みたいなのが結構ありましたね。
千里が夜に山に行くと言い出した時、依羅に促されて
若みーちゃんも「山に行く!」と言い出すシーン
紅の動揺はもちろん、馬場さんも若干表情が固まるので
計画を知ってるからか~~~となりましたね。
睡眠薬を飲ませるシーンが描かれていないので、
たぶん馬場さんが入れたんだよね?
千里の靴に細工したのも馬場さんかな…
そこって描かれてないのだけど小説には書かれているのかな。
ところでバスカヴィル家の犬って蓮壁家の犬=忠実な家来=馬場さんってことでいいですか?
蓮壁家と冨楽家、どっちの犯罪も知っているのは馬場さんだけだったという事実を知った時に、これは馬場さんが主人公の物語じゃないですか!???ってなったわけです。いや、ただの椎名さん推しです。
自然と科学 人と呪い
「これ生きてるから」
ドローンが全部見てたんですね。ドローンを生きてるから~って表現するのパンドラかよ?って思った人手あげて。
現代っ子ならではの動画のクオリティよ…ありそうなのよ…あの歌どうしてもあれに聴こえちゃうんだよね…「私のお墓の~~~」のやつ
PCを使った遠隔での会話とか、今だな~って感じが時の流れを感じさせてくれますね。
呪いとか魔犬とかすごい古い言い伝え的なものの正体が無機質な人工物っていうのが個人的に好きだなぁ。逆に人がいなくなって人工物が自然に侵食されていく風景とか不思議な気持ちになりますよね。
科学を非科学にするってところが面白い…
「本当に怖いのは人」
それをやってるのは人で、一番恐ろしいのは人だけど、自然の恐ろしさには勝てないっていう。地震の音がリアルすぎて記憶がよみがえってしまうぐらいだった…
獅子雄と捨井
この映画、この2人のやりとりがめっちゃ面白いので1時間ぐらいやっててほしい。
純粋な恋心は応援したくなるんですね。獅子雄は恋愛しないんですか←
変人同士で気が合うんでしょうか。
生きててほしいな…生きてて続編があったら出てこないかしら…
「あれは脅迫状じゃない。ラブレターだ。」のところ好き♡
そういえば最後持ってた花も赤だったっけ…(要確認)
獅子雄のセリフ
このセリフの言い方好きやな~~と思ったところ3選
①冒頭:江藤さんとの会話
「やけに~~」
②蓮壁家にて:捨井准教授との会話
※訛りっぽい
③蓮壁家墓地にて:若みーちゃんとの会話
「黒犬の祟りを甘く見ない方がいい~」
この言い回しはどうやって生まれたのか知りたいですね。
アドリブなのか監督の指示なのか。
ドラマ版でもこんな感じでしゃべってるシーンあったっけ?
特に3番目とかめっちゃ遊んでる感ある(笑)
くーろーいーぬーのー…w(あえての棒)
おまけで捨井准教授の「その足音は…」って言う表現が、地震を研究してる人っぽいな…という感じ。音で見分けるんだ~的な。獅子雄も地球儀の中にお金以外の音がするって言ってたけど、二人とも耳がよろしいですね。
さいごに
江藤さんとグレがあんまり出てこなかったけど2人とも一応1人二役ででてるのがまた面白いw島と本土と、これも対比なのかな。
その顔で知らないとか…の部分はドラマシリーズ見てる人はめっちゃ面白かったはずw
獅子雄のビジュアルがドラマシリーズとは違ってよりラフな感じになってるのも、一緒に住んでる家がグレードが下がってて、でも2人の距離感が近くなってる感じも、何もかもが全てよかった…良すぎた…監督最高です。
D「この物語の続きが見たかったらどうすればいいかわかるよな!?」
Fam「お金落としますゥゥゥゥ!!!!」
続編来るようにもうしばらく映画通います!!!
概要
田舎の資産家である「蓮壁千鶴男」の長女「紅」が誘拐された。
千鶴男は蓮壁家の財産がある山の金庫から金をとりだし取引の墓地へと向かうが、
そこで出くわしたのは古くからその土地に伝わる「黒犬の祟り」の話に出てくる「魔犬」だった。
足にけがを負いながら命からがら家に戻るが…
娘は無事に戻ってきており、犯人は身代金も受け取らなかった。
何が目的なのかと気味悪がった千鶴男は息子である「千里」の家庭教師をしていた
「若宮」に調査を依頼。若宮と「獅子雄」が沿革で事情を聞いていたその時、
千鶴男は具合が悪くなり倒れてしまう…
第①の事件:千鶴男死亡
獅子雄と若宮は「江藤」と「小暮」から事情を聞かれることとなる。
「蓮壁千鶴男は狂犬病にかかっていた」
獅子雄と若宮は真相を確かめるべく蓮壁家に向かう。
千鶴男の死後、遺産のことを確かめるため千里は夜遅くに蓮壁家の金庫がある山へ向かう。
しかしそこで待ち受けていたのはまたもや「魔犬」だった。
第②の事件:千里死亡(凍死)
アニマルトラップにかかってしまい、身動きが取れず凍死したとのこと。
千里を溺愛していた母「依羅」は追い詰められていく…
第③の事件:若宮(生存)
「全ての答えは山にあるはずです」
若宮はそう言い残して山へ。
やはりそこで待ち構えていたのは「魔犬」…かと思いきや…
着ぐるみを着た獅子雄だった…
「こんなことをするために俺をここに来させたのか!」
「犯人をおびき寄せるためだ」
するとそこに立っていたのはリフォーム業者の夫婦だった。
「魔犬」だと思っていたモノはリモコンで操れるドローンを犬の形に改造したものだった。
獅子雄は若宮と別れた後、独自に調査をし、リフォーム屋が紅の実の両親であることを突き止めた。
夫婦の子供「碧海」は蓮壁家に誘拐されていたのだ。
「この事件には2つの誘拐が絡んでいる」
紅と実の両親は再び再開し、実の親子であることを知った。
蓮壁家の中で冷遇されていた紅は蓮壁家への復讐を計画し実行する。
第④の事件:依羅(死亡)馬場(自殺)
碧海(紅)を誘拐したのは「依羅」
実の娘である「紅」を死なせてしまったことにより錯乱状態に陥り、
身代わりとして碧海を誘拐した。
馬場は紅の計画を知っており、すべての殺人を自分がやったと遺書に記した後、依羅の首を絞めて殺し、自らは自殺した。
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